【体験記】A型事業所のサビ官のひと言で振り返る
現在はA型事業所の3日間の体験に通っています。
A型事業所は入所する前に3日~5日間(事業所によっては半日~1日)の体験があるんですね。
今回の事業所は入所する前には、3日間の体験が条件としてありました。
今日は2日目。体験の真っただ中です。
私はA型事業所は二か所目ですが、一か所目に比べて肉体労働が多いので、仕事が終わると身体が悲鳴上げているのが分かります。
二年半の引きこもりで、すっかり身体がなまってしまい体力・精神力が追い付いていかないと実感させられますね。も~家に着くとクタクタ。バタンキュー。
仕事内容はインターネットオークションの出品代行。一か所目と仕事内容は、ほぼほぼ同じですが、中古本が大量にあって、中には古書まであります。
初版発行が昭和25年! なんて書籍もあります。バーコートも何もありません。背表紙に金額だけ書いてあるので、出品する際にネットで探すのも一苦労です。
意外なことにネットで現在も売られているものも多いです!
特に歴史に残る文豪と言われる作家の初版本などは高値がつけられているんですね。
売れたら利益デカイだろうな~と、美味しいだろうなぁと経営者のごとく考えてしまいました。
まぁ、それはおいといて。
毎日、仕事が終わるとサビ官(女性、美人!)との面談があるのですが、今日話したことは深く考えさせられました。というより ” 気づき ” と言ったほうがいいかもしれません。
サビ官に言われたことは
「A型事業所を辞める原因はね、人と比べてしまうことが多いの。『周りの人に比べて私ってなんて仕事ができないんだろう』または『私は仕事できるのに周りは全然できててない! イライラする』となる人が多いのよね」
なるほど。
私にも経験があります。
” 周りの人(先輩達)は仕事もできるし、上手く立ち回ってるし、私だけ覚えも悪くダメだ ” と、今思えば悲劇のヒロイン気分にひたってましたね。
当時は自己憐憫に浸りすぎだと、客観的に自分のことが見れませんでした。
さて、サビ官に言われたことに話を戻しますと「人と比べるではなく『自分は何のためにA型事業所にきているのか、将来はどうなりたいのか』をちゃんと考えて把握してないと、続けることはできないし、一般就労も難しくなるわよ」とのこと。
自分自身はどうしたいのか、いつも考えて行動してね、というアドヴァイスを頂きました。
うがった見方をうれば ” 長く勤務するのはいいけど、腰掛程度に考えてもらっては困るよ ” ということですな?!
一番刺さった言葉は
人と比べない。自分はどうしたいのか
いつも考えて行動することが大切
私は年増ですが全くと言っていいほどできていませんでした。
いやぁ~お恥ずかしい限りです。
流されるままに日々を送っていると、自分はどうしたいのか、ということはすっかり忘れてしまいます。もともとが依存的なので誰にでも依存してしまう時もあります。
自分はどうしたいのか
ということを把握するためには、自分自身がどういう人間か、ある程度は把握していないと難しいと思います。
誰かに「あなたはどんな人?」と聞かれたら
よく分からない
というのが本音です。
ありのままの自分、本当の自分って何だ?
私の場合は、そこから考えないといけませんね。
ふぅ......